トリマーが副業をする時の注意点とは?おすすめの副業も紹介
Column
2023年10月16日
トリマーとして働く方の中には、空いた時間を利用して副業をする人がいます。しかし、トリマーが副業をする際には注意しなければならない点もあります。
今回は、トリマーが副業をする際の注意点とトリマーにおすすめの副業をご紹介します。
トリマーが副業をする時の注意点
トリマーが副業をする際には、現在の勤務先とトラブルになることがないよう、事前に次の点を確認しておきましょう。
就業規則を確認する
勤務先によっては、従業員の副業を禁止していることがあります。就業規則や雇用契約書の内容を確認し、副業や掛け持ち勤務に関する規定がないかどうかを確認しましょう。
店長・オーナーに確認する
就業規則や雇用契約書に副業についての規定がない場合には、店長やオーナーに相談をしましょう。その場合、本業に支障をきたさないことを約束し、なぜ副業をしたいのか、理由も伝えると話をスムーズに進めやすくなります。
店舗やお客様の情報を話さない
副業を始めた場合は、本業として勤務しているお店の情報やお店を訪れるお客様の情報は口外しないようにしましょう。雑談として軽い気持ちで話してしまった場合でも、後々トラブルに発展する可能性もあります。特に、他の店舗でトリマーとして働く場合には注意が必要です。
トリマーにおすすめの副業
副業を検討されているようであれば、次のような仕事はトリマーの経験を活かせるため、おすすめです。
ペットシッター
飼い主様の代わりに散歩などのペットのお世話をする仕事です。空いている時間を利用して気軽に始めることができ、動物の扱いに慣れているトリマーに向いている副業でしょう。
インストラクター/トレーナー
ペットにしつけを教えるインストラクターやトレーナーの仕事もトリマーの副業にはおすすめの仕事です。動物に関する知識を活かして働くことができるでしょう。
セラピスト
エステやリフレクソロジーなど、資格がなくてもセラピストとして活躍できる仕事があります。トリマーとしては別の分野になりますが、研修制度を用意しているところもあり、短期間で技術を身に付けられる場合があります。トリマーとしてのシャンプー技術や動物にとって快適な施術をするセンスは、セラピストにも活かしやすいかもしれません。
トリマーが副業をする主な理由3つ
トリマーが副業をする背景には主に次のような理由があるようです。
収入を上げる
副業をすれば、本業のほかにも収入を得ることができます。収入アップは、トリマーが副業をする際の最も多い理由です。
スキルを磨く
トリマーとしてのスキルを磨くために、ペットシッターやペットトレーナー、ペットセラピストなど、副業としてペット関連のほかの職種に就く人もいます。さまざまな知識やスキルを身に付けられるため、トリマーとしてのキャリアアップにもつながり、さらに収入も得られるというメリットがあります。
独立・開業のための準備
トリマーとして独立・開業をするための準備として、副業をする人もいます。開業には、資金も必要になるため開業資金を貯める目的で副業をする人もいるでしょう。また、独立する際に役立つペット関連の知識や店舗運営の知識などを身に着けるために副業を始める人もいます。
トリマーとして開業するには?必要な資格や資金の目安などを解説
トリマーが副業で失敗しないためのポイント
副業には、収入アップやスキルアップなど、さまざまなメリットがあります。しかし、副業を始める際には、副業にかける時間や費用などをしっかり決めておかないと副業で失敗するケースもあります。
副業をする際には次の点に注意しましょう。
本業に支障をきたさない範囲で始める
副業は「副」業であり、メインの仕事ではありません。副業に熱中するあまり、本業に支障をきたしては本末転倒となってしまいます。休日のすべての時間や就業後の時間をすべて副業に充てるなど、時間的や体力的に無理が生じる副業の働き方はやめましょう。
副業は副業であると割り切り、本業に支障をきたさない範囲から始めることが大切です。
初期費用は抑える
副業を始めるために、通信講座や専門学校などで勉強が必要になるケースがあるかもしれません。しかし、副業のために必要な初期投資に多額の資金を注入すると、副業で収入を得られるようになる前に生活が厳しくなってしまう可能性があります。副業を始める際には、最小限の投資でスタートできる副業から始めるようにしましょう。
まとめ
トリマーの中には、収入アップやスキルアップ、開業・独立などを目指して副業をする人がいます。副業を認める会社は増えているものの、副業を始める際には、就業規則や雇用契約書を確認することが大切です。そのうえで、なぜ副業を始めたいのかの理由とともにオーナーや店長に相談し、許可を得てから副業を開始するとトラブルが起こりにくくなります。
また、副業を成功させるためには、失敗のリスクを抑えるため、本業や現在の生活に支障をきたさない範囲からスタートすることも大切です。